医療法人 修命会 土佐丹羽クリニック|癌|膠原病|アトピー|高知県土佐清水市

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特に東日本のご家族の方へ

 

放射線の被害からどうやって身を守るか 院長丹羽からの提言

放射線の被害からどうやって身を守るか 院長丹羽からの提言
 

3月に起こった未曾有の東日本の大震災、それに続いて発生した福島の原子力発電所の炉心溶融、 爆発事故と、今年は大変な問題が起こっております。世界からの観光客も来なくなり、 不景気風が一層強くなって来ました。

皆さんの中には、何故東日本の一部の地区が被曝したのに、 世界の人たちが日本を嫌って来なくなったか不思議に思われる方もおられるでしょう。 実はここにこそ原子力災害の怖さが現れています。

この東日本大震災に続いた福島の原子力発電所の事故による健康被害が今後どうなるか、 これに対してどういう処置をしたら良いか、その被曝の真の科学的メカニズムとは何かについて、 少し説明してみます。

 
被曝のメカニズムは、活性酸素(ラジカル)のメカニズム

私は、ホームページその他で書いてきていますが、40年前から医学界としては世界で初めて、活性酸素とその消去酵素であるSODの研究を開始し、国内、或いは国際医学雑誌で、 或いは国際学会で数多くの活性酸素、SODの研究論文の発表をやって参りました。 ところが、偶然ですが、この放射能(線)の生体への害をもたらす仕組みのかなりの部分が、 活性酸素(ラジカル)のメカニズム、そのものなのであります。

図1~3、表1に示しますように、私が約30年前から発表している私の論文がありますので、 興味のある方は是非お読み下さい。

 
【表1】放射線の作用機序

表1

【文献】
丹羽 靭負,最新医学 39:339-356,1984
丹羽 靭負,臨床病理 47:189-209,1999
高橋 正治,松山赤十字医学誌 4:5,1979

 
【図1】放射線の活性酸素(OH・)発生機序

図1

 
【図2】遺伝子(DNA)の構造と性格の決定


図2の1

(1)(2)(3)の化学物質から成る。

これが何万、何十万と連結し、DNA蛋白、RNA蛋白が出来、 細胞の核が出来、その配列の違いで、人間、 動物がそれぞれ異なった体質、性格が形成される。

(A)アデニン (T)チミン
(A)アデニン (T)チミン
(G)グアニン (C)シトシン
(G)グアニン (C)シトシン
 
【図3】放射線の破壊するDNA

図3

五単糖のC4’についているHと活性酸素のOH・が反応し、C4’についているHを引き抜いてしまう(H2Oになる)。

大量に引き抜かれると死。 一部が引き抜かれるとDNAの(突然)変異 → 奇形、発癌

 
【図4】太陽光線の波長別分類
図4
 

放射能(線)が活性酸素を生み、活性酸素が遺伝子を傷つける

放射能(線)が活性酸素を生み、活性酸素が遺伝子を傷つける
 
放射能(線)とは?

まず、放射能(線)の説明の前に、太陽光線に含まれる“光”について説明します。 図4にありますように、太陽光線には波長の短い(電離)放射線から、 波長の長い短波・長波までの光(電磁波)が含まれています。 一番波長の短い(電離)放射線は、強力な物理、生理活性を持ち、 俗に放射線だとか放射能と呼ばれたりします。その次に、波長の短いのが、 皆さんよく御存知の紫外線です。

よく“何故日光に当てると、日光消毒になりますか。”と問われます。 日光の中の紫外線が地球上の物体に放射されると、放射された物体の表面に、活性酸素の一種"1O2"が発生します。 この活性酸素(1O2)が殺菌をして太陽光線、紫外線の殺菌効果を生み出すのです。 活性酸素はカビやばい菌を攻撃して人間の体を守って人間に非常に有難いものですが、 出来過ぎて量が多くなりますと、逆に人間の体を攻撃して様々な炎症の原因になりますし、 それが程度がひどくなりますと、発癌にまで至ります。 オゾン層の破壊による紫外線の増加が問題になっているのはこのためです。

ところが、紫外線よりも更に波長が短くて、より強力に活性酸素を発生するのが、 この(電離)放射線です。放射能(放射性物質)がもたらす人体の破壊、 発癌の源のかなりの部分がこの放射線の作り出す活性酸素(OH・、ハイドロオキシラディカル)からきているのです。

図1~3、表1に示しましたように、太陽光線の中の(電離)放射線は、人体・動植物の 細胞の核の一番大切なDNAを直接壊したり、活性酸素を発生させたりします。

DNA破壊にはさまざまな仕組みがありますが、ひとつの例を挙げます。 たとえばこの発生した活性酸素のうちのOHラディカルは、 遺伝子・DNAを構成している基本単位であるリボースと云う物質の構造式の4番目の炭素(C4)についている水素(H)と反応します。 この放射線が発生したOH・とHが結合して水が出来るのです。そうしますとC4についていたHの手が失われてしまい、 ここに穴が開いてしまいます。

この変化が一度に大量に起こりますと、DNAがたくさん破壊され大変重い急性障害が生じ、 短時間のうちに死亡します。しかしながらこの放射線の被曝が軽いと、 すぐには死なず狂ったDNAが存続して、数年から数十年以上の単位の変化として、 遺伝子異常の発生や発癌になる訳です。

放射能が"恐い、恐い"と言われるそのメカニズムの大きなひとつが、 こうした活性酸素(OH・)の発生により引き起こされるDNAの変化なのです。

チェルノブイリで起こった原発事故では、事故現場で大量に被曝した人が、 この遺伝子のDNAのC4のHが大量に抜かれてしまって急性障害でなくなった訳です。 周囲何百Kmに住んでおられた方は比較的被曝の程度が軽かったので、 遺伝子のC4のHが抜かれるのがごく部分的で済んだので、ダメージが慢性になり、数年から数十年(あるいはそれ以上)の単位で白血病、 発癌、遺伝障害その他の病気が起こっている訳です。

この仕組みからお分かりのように、被曝は外部被曝であれ内部被曝であれ、 被曝の前にそれを防ぐことが一番大切なのです。 一度被曝をしてしまうと、破壊は起こってしまい、 もう障害のスタートが始まってしまっているのです。その意味で、 初期の被曝を積み重ねたこの間の行政の対応は問題があるといわざるを得ません。 そして更なる被曝の加算を防ぐために、 できるだけ汚染から逃れることをお勧めしたいと思います。

 

今後、放射線被曝の影響を減らすためには

今後、放射線被曝の影響を減らすためには
 

次にもっとも大切な、被曝をした後、つまりこれからの問題です。

環境からの外部被曝も、取り込んでしまった内部被曝も、 これから取り込んでいく放射性物質(=内部被曝)も、すべては現在進行形です。 今後どうやったら放射線被曝の影響を減らし、晩発障害を減らし、 病気が起こりにくく、癌になりにくく生きていけるのでしょうか。

先ほどから述べてますように、放射線障害の主な柱であり、老化の大きな原因でもあり、 ほとんどの病気の影の主役でもある活性酸素(ラジカル) これを消去する力を自分の体の中に持つことが、決定的に重要であると私は考えています。

この活性酸素を具体的に消去するのは、私たちが自分で体の中で作り出すものを含めて、 抗酸化剤(SOD等の高分子や低分子の抗酸化剤)しかないのです。活性酸素を消し去る抗酸化剤、 これこそ私が40年、私の人生を懸けて癌の研究と共にやって来た私の生化学の研究の中心なのです。 これらの研究の結論として、活性酸素、OHラディカルを除くには、 私の開発しましたSOD様作用食品が最も適していると考えています。

活性酸素を消去する力を「抗酸化力」と表現をしますが、ビタミンCの大量療法、 新鮮な果物、ビタミンE、ビタミンA、フラボノイド、ポリフェノールの低分子化合物にも抗酸化力があります。

私の開発したSOD様作用食品は、学会で、論文で、 国際医学雑誌で繰り返し素晴らしい抗酸化力を証明し発表しております。 先ず、この私の開発しました、SOD様作用食品を摂っていただき、 それに加えて抗酸化力の高いビタミンC、フラボノイド、ポリフェノール、 ビタミンE、ビタミンAなどを十分に含んだ食事をされる事を是非お勧めします。

今後10年、20年して、福島地区を中心に、恐ろしい白血病、癌、 遺伝障害などの患者さんの発生が危惧されます。 大変な問題です。 ヨーロッパ等と違って日本は単位面積の 人口密度が非常に高いです。チェルノブイリ事故での病気の発生数とは桁が違うと思います。

どうか皆さん、私のSOD様作用食品と抗酸化力の高い食事を摂って、 ここ10年、20年先に来る恐ろしい事態を避けるよう頑張って下さい。

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