丹羽療法は以下の治療法を組み合わせて治療しています。
環境汚染とむすびついて、アトピー性皮膚炎を悪化させる食事(肉、乳製品、チョコレートなどの動物性脂肪)を除去します。
SOD様作用物質はアトピー性皮膚炎の原因となる過酸化脂質を除去し、ルイボスTXはアレルギーを改善します。
当院で開発したSODエキスとMag-NY石(皮膚の保湿および炎症の軽減に有効な遠赤外線を放射する石)を混合した軟膏と、グリテールパスタ軟膏の重層療法。
上記のMag-NY石を用いて作った風呂に入浴します。肥厚苔癬(ひこうたいせん)、結節性痒疹(けっせつせいようしん)などの非常に固い皮膚に有効で、ダイオキシンなどの有害化学物質を体外に排出させる働きもあります。
長期間のステロイド使用による顔の皮膚の発赤(ほっせき)の強い患者さんに対して、ビタミンB2、B6の注射によりこれを改善します。
細菌の2次感染(じくじく)を伴った患者さんに対して抗生物質の内服(短期間)、または注射をすることによってこれを改善します。
皮疹(ひしん) | 皮膚に出る″ブツブツ″一般をいいます。 |
丘疹(きゅうしん) | 面積の少ない、点状ないし斑点(はんてん)のような″ブツブツ″が皮膚に出る状態をいいます。 |
紅斑(こうはん) | 少し盛り上がった赤い斑点(はんてん)が一定の面積をもって皮膚の、表面に 出る状態のこと。紅斑の″紅″は炎症のため、盛り上がった皮疹が少し″赤味″を もっていることが多いためこう呼びます。 |
結節性痒疹 (けっせつせいようしん) |
虫(例えば″ブヨ″)にかまれたように皮膚の表面が盛り上がり、しかも根が深い状態をいいます。 |
肥厚(ひこう) | 丘疹や紅斑が…単独かお互いに融合(結合)しあって、長い間悪化した状態が続き、 皮疹が非常に厚くなった状態をいいます。 |
苔癬化(たいせんか) | 皮膚の異常の末期的状態で、肥厚よりさらに皮膚が盛り上がってしまい、 まるで象の肌のようにカチカチになった状態です。 |
瀰漫性(びまんせい) | 皮疹が広い面積に拡大した状態をいいます。 |
湿潤(しつじゅん) | 皮疹の表面が湿って、じゅくじゅくして崩れそうになった状態のこと。 |
糜爛(びらん) | ″湿潤″の悪化した状態で、皮膚の表面が崩れてじゅくじゅくになり、傷ついて一部化膿(かのう)した状態のこと。 |
潰瘍(かいよう) | 糜爛(びらん)面がさらに深くなり、皮膚が掘れた状態になること。 |
瘢痕(はんこん) | 湿潤(しつじゅん)、糜爛(びらん)面が改善した後にみられるもので、 傷跡のようになって皮膚が引っ張られる感じになっている状態。 |
ケロイド | 傷跡の皮が引っ張られ、その上に汚く盛り上がった状態になったものをいいます。 |
落屑(らくせつ) | アトピーがひどくなると、皮膚の表面が崩れるものと、皮がむけ、フケのように 粉状のものが表面に浮き出るものがあります。落屑は後者です。 頭に出ると″フケ″と呼ばれます。 |
結痂(けつが) | 皮膚がコケ状になった状態。 |
浮腫状 | 水っぽくはれあがること。 |
発赤(ほっせき) | 赤味がある状態。炎症の激しさを表わします。 |
漿液性丘疹 (しょうせきせいきゅうしん) |
丘疹が水っぽい状態。炎症が激しく急性期にあることを示します。 |
硬結(こうけつ) | 皮疹の根が深い状態。 |
貨幣状湿疹 | 貨幣状に丸くなったじめじめした紅斑のことです。 |